生活困窮者に対する相談支援事業

(1)事業の目的  
   社会福祉法人西瀬福祉会の社会貢献活動として、生計困窮者への心理的不安の軽減や公的な制度やサービス等への橋渡しを行うことを目的として、生計困窮者に対する相談・支援事業実施します。支援事業としては、生計困窮者が公的な制度やサービスなどを受けられるようになるまでの間、必要に応じて生活必需品の給付、一時的な住まいや食事の提供等の経済的援助を行います。

(2)事業の役割    
   制度の狭間の問題や生計困窮等の当たらな福祉課題に対し、法人が柔軟に対応し、地域のセーフティーネットの役割を担います。具体的には、法人が経営する認定こども園さざなみ保育園が地域の生計困窮者の身近な相談機関となり、人吉市社会福祉協議会や人吉市民生委員児童委員協議会と連携して、経済的援助を含めた即応性のある対応を計るとともに継続的な支援を行います。

(3)事業の特徴   
   1)認定こども園さざなみ保育園に、相談員としてコミュニティーソーシャルワーカーを配置しています。   
   2)西瀬福祉会は、この事業を第二種社会福祉事業として定款に記載しています。   
   3)県・市の福祉事務所や町村役場などの公的機関や、人吉市社協や人吉市民児協などの地域福祉の 関係や団体と連携して、重層的な支援体制の構築を目指します。   
   4)対象を限定せず、すべての生計困窮者を対象としています。   
   5)施設に総合相談窓口を開設し、生計困窮者の生活課題に対応します。   
   6)必要な場合には、経済的援助を行います。この経済的援助は現金給付ではなく、担当コミュニティーソーシャルワーカーが買い物や支払いに同行するなどして現物給付で行います。   
   7)事例研究に重点を置いたコミュニティーソーシャルワーカーの研修等を実施しスキルアップを図ります。   
   8)事業の財源は、社会貢献を目指す経営協の会員法人からの拠出金で賄われています。


配食サービス

地域利用者の方の一日に必要な栄養量の1/3を目標量とし、栄養士が献立を作成してきます。
また、塩分も3g以下にし、うす味でも美味しく食べられるよう工夫し、高齢者に多い嚥下機能の低下なども考慮して食べやすい料理にしていきます。
栄養管理を行いながら、健康によい美味しい食の提供により食べる喜びを少しでも支えていきたいと思っています。